TWICE 『I CAN’T STOP ME』に込められた本当の意味とは?

みなさん、こんにちは!

今回は、TWICEの『I can‘tstop me』に込められたメッセージについてまとめていきます。

目次

TWICEの『I can‘tstop me』に込められたメッセージ

『I can‘tstop me』が前作『More&More』の精神的続編であることは、それぞれのMVティーザーの中で、「かじられたリンゴ」という共通のモチーフがあることからも示唆されていました。

『More&More』においては「君」と「私」の間でお互いが強く求め合っている関係性が表れています。

「ファンの呼ぶ声がアイドルの力になっている」ことを歌った『feel special』と同様、TWICEとファンの純粋な世界観になっています。

一方、『I can‘tstop me』は「アラームが鳴り響いた」という歌詞から始まり、MVも冒頭から赤いラインを挟んでメンバー自身が対峙し合っています。

このことから、『I can‘tstop me』の中の「君」と「私」はいずれもメンバー自身であり、彼女たちの葛藤を描いたものであることが伺えます。

そこで、気になる歌詞を抜粋して、考察をしていきたいと思います。

“I know it’s too late心の中では全部わかってるでしょ 結局は一線を越えることになるってこと

I’m warning myself 君それじゃダメだよ 毎分、毎秒、私の心が私の心を追い抜くの

Out of control ”

このままでは一線を越えてしまう、極端な行動に出てしまいかねないことをわかっている、でもそれはいけないということもわかっている。

一線を越えてしまいたい気持ちと、自制心との間で葛藤し、制御を失っている状態が読み取れます。

“私の前に引かれたこの Red red red line 向こう側の君と私はもう目を合わせている

感じたいの 痺れる Highlight”

まさに、MV冒頭で描かれた場面ですね。

重大な何かを犯す刺激に誘惑されているようにも思えます。

では、なぜTWICEメンバーたちはこんな葛藤に苦しめられているのでしょうか。

それは、次の歌詞からヒントを得ることが出来ます。

“私を監視するあの Spot spot spotlight 照らすほど闇の中に吸い込まれていく”

メンバーたちが闇に落ちていくきっかけとなるのが「監視するspotlight」であることがわかります。

この「監視するspotlight」こそ、今Kpopアイドルたちを苦しめるアンチ、そして過激なファンなのではないでしょうか。

『More&More』が1位を獲得した際のアンコールステージで、モモの生歌に対してアンチコメントが殺到しました。

音楽番組放送当初だけでなく、その批判は2か月以上にも及んだようです。

また、日本で平成から令和へ元号が変わる時、サナがSNSで新元号を祝ったことで大炎上したこともありました。

本人たちの改善に繋がるような批判であれば、彼女たちも受け入れることが出来たかもしれません。

でもアンチコメントというのは単に相手を傷つけるための発言であり、正当化されるものではないですよね。

また、TWICEメンバーがファンとリアルタイムで繋がるために発信しているVLIVEでは、メンバーたちを執拗に追いかける、サセンファンと呼ばれる過激なファンの様子も浮き彫りになりました。

VLIVE中にチェヨンのスマートフォンにサセンファンから電話がかかってきたのです。

アイドルの電話番号を入手したファンが、自分の持っている番号が正しいかどうかを確かめるために、VLIVE中のアイドルに電話をかける、という事態は多発しています。

車内でVLIVEを始めたモモとダヒョンが、車を追いかけてきたサセンファンに怯えていた事もありました。

もちろん、所属事務所はこうした事態に対しても「法的措置に出る」と強い態度を示しています。

ところがその態度はあくまでアンチやサセンファンに対する警鐘であり、実際にはメンバーたちをケア出来ていないようです。

 “目を閉じて欲しいの 一度だけ No rules

知らないふりして欲しいの Lights off tonight

私 耐えられないと思う”

事務所側からは「もう少し我慢してほしい」と言われているのでしょうか。

でも、耐えられないと言っていますね。

Kpop文化では広告看板やカフェイベントなど、日本と比べてもファンの自主性が強いようです。

アイドルに対して「こうあって欲しい」「こうして欲しい」と望む声が強いのも、こうした文化によるものでしょう。

そんなファンの声に応えて、アイドルたちはSNS等を通じてプライベートもたくさん見せてくれています。

でもファンが望めば、それに応えざるを得ない業界の事情がある一方で、アイドルたちの意向は必ずしも合致するとは限りません。

「あるべき姿」を望むのはいつもファンの側であり、その期待が時にアイドルたちを心身ともに追い詰めてしまうことになる、ということを忘れてはいけないですね。

『I can‘tstop me』はこうしたストレスに耐え切れなくなったTWICEメンバーからのSOSなのかもしれません。

“Risky risky wiggy ピンチThis is an emergency

Help me, help me, somebody stop me

Cuz I know I can’t stop me ”

『feel special』や『More&More』の世界観をこれからも守っていきたいですよね。

闇に吸い込まれていくTWICEを引き止められるのは、やはりファンなのではないでしょうか。

最後に

皆さんはどう思いましたか?

コメントを残してもらえると嬉しいです。

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