“炎上系YouTuber”カン・ダニエルへの名誉棄損の疑いで裁判へ

みなさん、こんにちは!

今回はIVE ウォニョンのデマを拡散した”炎上系YouTuber”について、カン・ダニエルへの名誉棄損の疑いで裁判へ発展したことや、BTSも悪質な被害に遭っていたことなどをまとめてご紹介していきたいと思います!

“炎上系YouTuber”カン・ダニエルへの名誉棄損の疑いで裁判へ

IVEのウォニョンちゃんなど人気芸能人を対象に作った悪意のある映像を掲載し、月1,000万ウォン(約114万円)程度の収益を得た「タルドク(脱オタク)収容所」の運営者A氏が、カン・ダニエルの名誉を毀損した疑いで裁判に引き渡されました。

5月27日、ソウル中央地方裁判所刑事18単独で、情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律違反(名誉毀損)の疑いで起訴されたA氏の公判期日が開かれました。

A氏は2022年、自身のYouTubeチャンネルを通じてカン・ダニエルを誹謗する目的で『“国民的彼氏”俳優・アイドルの乱れた私生活』というタイトルの映像を公開し、偽りの事実を流布。

検察は昨年11月、A氏を略式起訴しましたが、裁判所が正式裁判に回付。

A氏側は今回の裁判を通じて映像の製作は認めたものの、内容については「事実だと思っていた」と主張したとのこと。

これに先立って、A氏はウォニョンちゃんが提起した損害賠償請求訴訟で敗訴。

裁判所はA氏にウォニョンちゃんへの1億ウォン(約1,144万円)の支払いを命じましたが、A氏は判決に不服として控訴状を提出し、訴訟結果に対する強制執行の停止を申し込んでいます。

最近、仁川(インチョン)地方裁判所刑事1部はA氏の一部の財産に対し、起訴前の没収保全を請求し、裁判所はこれを引用したと明かしました。

これに伴い、A氏が所有していた不動産や預金債権など、計2億ウォン(約2200万円)相当の財産が没収保全となったそうです。

「脱オタク収容所」運営者はこの日、カン・ダニエルの名誉を棄損した疑いで、ソウル中央地方裁判所で行われた公判に出席。

韓国メディアDispatchが、地裁入りする際の映像と写真を公開しています。

運営者のA氏はピンクのシャツと白いロングスカートといった出で立ちで、眼鏡とマスクで顔を隠しており、髪はウィッグとみられているそう。

Dispatchが「なぜ改名を何度もしたのか」「所属事務所の法的対応警告にも継続的に映像を上げた理由があるのか」「YouTube収益で家を購入したのが事実か」など質問。

しかしA氏は記者から逃走したそうで、質問に回答することはなかったようです。

炎上系YouTuber「脱オタク収容所」とは?

K-POPアイドルオタクの中で知らない人はいないとされている、「脱オタク収容所(탈덕수용소)」。

これは、韓国アイドルや俳優・女優・インフルエンサーに関する根も葉もない噂話をアップしては広めるという、非常に悪質なチャンネルです。

韓国では”サイバーレッカー”とも呼ばれており、これまで数多くのアイドルたちがターゲットになっていました。

このYouTube運営者は、自分の嫌いなアイドルにだけ根拠のない問題動画を作成し掲載することでも有名だったそう。

一方、自分が気に入っているアイドルに対しては、好印象を与える動画を作るなどしていたことから大きく問題になっていたんですよね。

そのため、以前から告訴を受けたこともあったのですが、実際にはこのアカウントを処罰することが難しいとされていたのです。

なぜかというと、それは「YouTube」がアメリカの会社(サーバーが海外)だからなのだとか。

告訴から実際に処罰にもっていくためには、様々な情報なども必要不可欠となりますが、これにはYouTube本社の助けが必須なのだそう。

何度も告訴されていたにも関わらず、アカウントを問題なく運営できていたことから、海外のサーバーを使ったサイバーレッカーに対する告訴などは意味がないことがわかりますね。

しかし2023年6月、突如「脱オタク収容所」のチャンネルが削除されたのです。

脱オタク収容所のYouTubeチャンネルが突然、車会社「テスラ」の動画に変わり、その後アカウントが消えたことから「ハッキングされたのでは?」と噂になりました。

しかし実際、アカウントが消えたのはハッキングが理由ではなかったそう。

実は、スターシップが当チャンネルを訴えるにあたり本格的に準備をしていたことが判明したのです。

アメリカのGoogle社の助けを得て情報を入手し、それまで難しいとされていた告訴に本格的に手をかけたことが明らかにされたんですよね。

スターシップに訴えられたことから、ハッキングされたように演出しアカウントを削除していたことが明らかとなった脱オタク収容所。

数年もの間、アイドル本人はもちろん、ファンたちの気分を悪くさせ続けたチャンネルだっただけに、「スターシップはよくやった!」と世界中のファンから賞賛されていました。

脱オタク収容所の運営者は、2021年10月から昨年6月まで、YouTubeチャンネル「脱オタク収容所」に、カン・ダニエル、ウォニョンちゃんを含む有名芸能人やインフルエンサー7人に関する虚偽映像を23本公開。

名誉を傷つけたとして訴えられており、今後の処罰にも注目が集まっているようです。

BTS「ジョングク&V」も被害に…告訴したことも

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過去には、「BTS(防弾少年団)」の所属しているレーベルBIGHIT MUSICが、デマや誹謗中傷など悪質な投稿を繰り返すネットユーザーに対する法的対応状況を伝えていました。

これを受け、ファンのあいだでは、メンバーの熱愛説など悪質なデマを流布しているあるユーチューバーの対応に注目が集まっていました。

2022年9月29日、BIGHIT MUSICは、Weverseを通じて「当社はBTSに対する名誉毀損、侮辱、セクハラ、虚偽事実流布、悪意的誹謗など、悪質な掲示物の作成者を相手に定期的な法的対応を行っている」と通知。

また「最近、国内外のプラットフォームでアーティストに対する明白な虚偽事実を流布する名誉毀損性掲示物が多数確認されている」「ファンのみなさまの情報提供と自主モニタリングを通じて収集した証拠資料をもとに、捜査機関に多数の告訴状を提出した」と報告。

そして、「長期間に渡る警察調査の末、被疑者が特定され、最近地方検察庁に送致された」と明かしました。

これを受け、韓国メディアとネットユーザーは、とあるユーチューバーの名前に言及。

そのYouTuberこそ、YouTubeチャンネル「脱オタク収容所」だったのです。

2021年、テテやジョングクに関する根も葉もない”噂”をYouTubeに投稿したことで、世界中のBTSファンに広く存在を知らしめたと言われていますね。

その理由は、テテが泥酔状態で騒動に巻き込まれたかのような動画と、ジョングクくんと女優イ・ユビとの熱愛を疑う動画を公開したから。

テテに浮上していた噂、それは「泥酔して騒動を起こした奇行」といったもの。

きっかけとなったのは、テテがひげを生やし始めた写真をWeverseにアップしたこと。

すると「脱オタク収容所」は、『酒を飲んでめちゃくちゃ』というタイトルで、あたかも犯罪者のごとくYouTubeの動画内でテテを侮辱したのです。

この動画の一部をあるネットユーザーがWeverseの掲示板に掲載したことで、テテが動画で侮辱されているということが発覚しました。

2021年12月20日、テテはWeverseにて、「今、さっと見たんだけど、僕たちだけでなくすべてのアーティストたちはああいう人は嫌いです」「告訴を進めますね。お菓子代くらい取れるかな~。家族や友達にまで触れるなんて。さようなら。」とコメント。

また、「傷ついて勇気が出せなかった人々を代表して告訴します。」と付け加え、告訴する意思を固めていました。

テテは自ら、「脱オタク収容所」の運営者を相手取り告訴をすると宣言。

「脱オタク収容所」は、テテがひげを伸ばした写真を巧みに編集し、「酔っぱらってまた騒いでる・・・深刻な状況」といった内容を投稿していました。

あたかもテテが泥酔状態で奇行を起こし騒動に巻き込まれたかのような動画を掲載し、テテ本人が忠告するという事態になっていたんですね。

また、ジョングクくんに関して噂となっていたのは、年上の韓国女優「イ・ユビ」との熱愛説。

「脱オタク収容所」は2人の熱愛説を突然提起し、公開された動画で「ジョングクとイ・ユビが親交を結んだのは2018年から」「最近になって熱愛の素振りを見せている」と主張していました。

この熱愛説については双方が反応しており、韓国メディアに「絶対に事実ではない」との立場を発表。

BIGHITは「ジョングクとイ・ユビの熱愛説は事実ではない」と明確に熱愛説を否定しました。

また、イ・ユビの事務所も熱愛説をきっぱりと否定するコメントを出していました。

他にも、テテと親交関係のある有名芸能人との”不仲”を確信するかのようなコンテンツも公開し話題となっていましたが、そのネタはどれもすべて全くの”デマ”。

2022年12月29日、事務所側は「悪質なユーチューバーなどに、民事及び刑事責任を問う法的措置を講じる」と発表。

この時すでに、「脱オタク収容所」に対する措置が含まれていると見られていたのですが、問題となった投稿が削除される気配はありませんでした。

Youtube側もこの問題を認識していたようですが、「著作物の削除をするためには裁判所からの命令が必要。費用と時間を勘案しチャンネル運営者に自主削除を勧めている」と、直接的かつ強硬な対応が難しい立場を明らかにしていました。

炎上系YouTuberにとって、世界中にファンがいるK-POPアイドルの噂やスキャンダルなどは話題性が高く再生数も増える”稼ぎ”のネタに。

そのため人気アイドルであればあるほど、真偽のわからない噂レベルのネタで話題や再生回数を集めようとするYouTuberのネタにされやすいと言われているんですよね。

これまで大きな問題になっていなかった「脱オタク収容所」ですが、カン・ダニエルくんの一件によりついに裁判へと発展しました。

過去には、BTSのジンくんがWeverseに「悪質なコメントは、何をしたら検察送致にまでなるんだ。苦労を買ってまでするんだね」とコメントを残しました。

ジンくんのこの正論すぎる発言は、韓国だけでなく、日本や海外のファンたちのあいだでも大きな話題となっていました。

多くの人たちに”要注意人物”と注目されていた「脱オタク収容所」の運営者が、ついに裁判へ赴いたことは、アイドルたちにとってとてもプラスのニュースだと言えるでしょう。

どうかこれをきっかけに、これ以上アイドルの捏造被害が増えないことを祈りたいですね。

まとめ

今回はIVE ウォニョンのデマを拡散した”炎上系YouTuber”について、カン・ダニエルへの名誉棄損の疑いで裁判へ発展したことや、BTSも悪質な被害に遭っていたことなどをまとめてご紹介しました。

みなさんはどう思いましたか?コメント残してくれるとうれしいです。

この記事を書いた結果!

・炎上系YouTuberは脱オタク収容所!

・運営者は今まで何度も問題視されてきていた!

・カンダニエルもウォニョンもデマ被害者!

・BTSのVとグクも被害に遭っていた!

という結果になりました。

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