韓国で注目を集めている“音源買い占め”…未だに問題視?IUやBTSも関係している?

みなさん、こんにちは!

今回は以前から話題になっていた「音源買い占め」について、IUやBTSも怒りをあらわにしていたことや、あの名曲もズルだったという衝撃の真相などをまとめてご紹介していきたいと思います!

目次

韓国で注目を集めている“音源買い占め”…未だに問題視

2019年末より、韓国では「音源買い占め問題」が物議を呼び続けています。

「音源買い占め問題」とは、大手の芸能事務所やプロダクション、レコード会社などが専門ブローカーを雇い、所属するアーティストの楽曲をメディアやネット上などで何度も流すこと。

つまり、音楽配信チャートなどで上位にランクインするよう仕向ける「不正行為」のことですね。

一部のブローカーは中国にサーバーを置き、依頼を受けた歌手の曲をダウンロードする方法で順位を上昇させていることから「音源買い占め」という言葉が使われるようになっているようです。

この不正行為を行っているとされたのは、男性シンガー「Nilo」

無名歌手だった彼が、特にキッカケもなくいきなり音楽チャートに浮上し、有名アーティストを凌いで音楽番組で一位を獲得したことで「何かがおかしい」とネットユーザーたちが注目。

そこから、音源買い占め問題が提起されるようになりました。

▼Nilo

この問題はさらに、2019年11月にBlock BのパッキョンがSNSで「買い占めしているというアーティスト名」を暴露したことにより大きな問題に発展しています。

パッキョンが暴露したアーティストは、2018年、2019年に突如、人気者になったアーティストばかり。

韓国歌謡好きなら一度は聴いたことがあるような名曲が多いことから、衝撃を受けた方も多いかもしれませんね。

▼Good old days

▼ If there was practice in love

この買い占め問題が歌謡界でも広がりを見せていき、2020年1月4日にSBS局より放送された『それが知りたい』ではこの問題が特集。

パッキョンが挙げた不正をしているとされる歌手の事務所まで突撃取材を行い、大きな反響を呼びました。

国民的な歌姫IUちゃんもこの番組を視聴したようで、実力でなく不正な”ズル”で一位を獲得することに怒りを露わにし、インスタグラムのストーリーに一言投稿。

闇の業者にお金さえ払えばすぐに所属アーティストをチャート一位の大スターにできる、という悪質な音源買い占め。

同番組に出演したアーティストの証言によると、どうやらこのような行為は10年近くも前からよくある話だったのだとか。

BTSのリーダーRMは、2020年1月5日に韓国ソウルで行われた『第34回ゴールデンディスクアワード』の受賞コメントで、この問題について言及しました。

僕たちは本当に運がよく、多くの方の助けや様々な幸運の中で、この場でスポットライトを浴びて、このように話したいことを話すことができます。

しかしそうではなく、そうはできないけれど、見えないところで今も一生懸命に音楽を作り、公明であろうと努力されているアーティストの方々がいらっしゃいます。

2020年代は、その方々の公明さと努力や真心が、公正で正当に無駄にならないよう…

ここにいる皆さんに、見守って下さる大衆の皆さんに届いてほしいです。2010年代に間違ったことは2010年代に終わらせて、2020年代はもっと良い時代になると嬉しいです。

SBSの番組『これが知りたい』によってさらに韓国歌謡界の闇や”ズル”が明らかになり、不快感を抱いた人気スターたちが次々と口を開いているこの問題。

心にグッときた感動する曲でも、それがズルをしてチャートに浮上した偽物のヒット曲だと知ったらそのショックの大きさは相当なものだと言えますよね。

きっかけとなったBlock B パッキョンの「音源買い占め」発言

「音源買い占め」がきっかけとなったのは、この問題を提訴し大きな話題を呼んだBlockBのメンバーであるパッキョンの発言。

2019年11月24日、パッキョンは自身のSNSに「VIBE(バイブ)のように、ソン・ハイェのように、イム・ジェヒョンのように、ジョン・サングンのように、チャン・ドクチョルのように、ファン・インウクのように買い占めをしたい」という文を掲載。

なんとパッキョンは、自身のSNSを通してストレートに名前を出して「音源買い占め疑惑」を提起したのです。

この音源買い占め疑惑が浮上していたアーティストとして、男性シンガーNiloが挙げられていました。

そして、パッキョンがSNSで名指しで言及した他のアーティストたちも、音源チャートの上位圏を占めている歌手たちでした。

特に、パッキョンの先輩歌手でもあるVIBEなどの実名を公開したことで、問題はますます大きく広まっていったようです。

そもそも、韓国の音楽業界では、音源買い占め疑惑がたびたび問題となっていたそう。

2019年11月22日には、韓国芸能製作者協会、韓国音楽コンテンツ協会、韓国音楽著作権協会、韓国音楽実演者連合会などの音楽産業団体が、「今後公正な流通環境と円滑な市場経済の確立、健全な音楽流通環境を作り出していくために努力する」と発表していました。

そんな中、パッキョンが買い占め疑惑のあるアーティストの実名を直接言及し音源買い占めの疑惑を提起し、所属事務所のKQエンターテインメントは11月24日に「実名が言及された方々に謝罪する」と謝罪しています。

買い占め疑惑の提訴について、「パクキョンは特定の人たちの名誉を傷つけようとした意図はなく、歌謡界の音源チャートの状況に対して発言をしたことだ」と釈明。

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その後パッキョンも謝罪をしたようですが、実名で買い占めを提訴する投稿が物議を醸した件について、実名を挙げられた6組の歌手が法的対応を取ることが明らかになりました。

実名を挙げられた6組のアーティストとは、VIBE(バイブ)、ソン・ハイェ、イム・ジェヒョン、ジョン・サングン、チャン・ドクチョル、ファン・インウク。

先輩歌手でもあるVIBEは、「十分な時間を与えたにもかかわらず、心からの謝罪がなされなかった。主張を正すために今後、法的手続きを取り強硬に対応する」と明かしていました。

イム・ジェヒョンは、「音源買い占めによるチャートの操作は明白な犯罪行為であり、そのような犯罪は犯したことがないということをはっきりと申し上げる。虚偽の事実を流布したことに対する責任を問い、法的に強硬対応する」と心境を告白。

ソン・ハイェは、「ネットで続いている噂によって、精神的に被害を受けている」、チャン・ドクチョルは、「消すことのできない傷を与えられた」とそれぞれ強調したとのこと。

ファン・インウク、チョン・サングンは、「音源買い占め疑惑は事実無根。法的対応する」と自分たちの立場を明らかにしていたようです。

この問題が大きくなっていく中、IUちゃん、BTS(防弾少年団)のメンバーなども音源買い占めについて言及をしたことが話題となったんですよね。

その言及もあって、結局アーティストのなかで音源買い占めが行われていたということは事実だったことが証明されたのです。

韓国ではパッキョンの考えを支持している声も多いようで、パッキョンが発言後に謝罪したことに対して「なぜ謝罪をするの?」という声も上がっていたのだとか。

しかし名指しで買い占め疑惑を提訴してしまったことは、名前を出された側からしてみたら事実だろうがそうでなかろうが黙ってはいられないことなのでしょう。

結局パッキョンが名指ししたアーティストたちによって、買い占め行為が本当に行われていたかは分からないままですが、パッキョンの一言がきっかけでとても大きな問題となったことはたしかなようですね。

“音源買い占め”に言及?BTS ジンの受賞スピーチに称賛の声…

この問題について、BTSの最年長メンバーであるジンも言及し、そのスピーチに称賛の声が相次ぎました。

それは、BTSのジンが『MAMA』での受賞スピーチで語った、韓国音楽界で話題になっている“音源買い占め問題”に言及したようなコメント。

BTSは、ナゴヤドームにて開催された韓国の音楽授賞式『Mnet Asian Music Awards(通称MAMA)』にて、MAMA史上初となる大賞4冠を獲得。

韓国の高尺スカイドームにておこなわれた『MELON MUSIC AWARDS』に続き、名誉ある大賞を独占するという異例の快挙を達成しました。

韓国を代表する世界的大スターとしての存在感を改めて証明することとなった『MAMA』ですが、そんな授賞式の最中、ファンがその言葉に深く胸を打たれた受賞スピーチが。

それは、BTSが「今年の歌賞」を受賞した際、リーダーのジンが語った受賞スピーチでした。

ジンはステージで賞を受け取ると、まず一番に「ARMY!」とファンに向かって挨拶し、その後ジンらしい穏やかな口調と雰囲気でこう続けていきました。

「今年の歌賞」をARMYのみなさんのおかげでまた受賞することができました。ARMYのみなさん本当にありがとうございます。

僕たちは本当に一生懸命曲を作ります。次回のアルバムでも良い音楽で活動します。

たくさんの方が、ここにいらっしゃるアーティストのみなさんもそうです、本当にたくさんの方が歌を作っていらっしゃるんですが、その歌たちが本当にすべて認められて、たくさん聞いてもらえる、そんな世界が来たらいいです。

否定的な方法もいいですが、より正直な方法で良い音楽を作ることはどうでしょうか。

みなさんが良い音楽を作って、良い音楽を聴く時代が来たらいいですね。ありがとうございます。

率直でありながらも、ジンの生まれ持った優しさと温かさが感じられるスピーチに、ファンからは称賛の声が殺到していました。

ファンがこのジンの言葉に深く感動した一方、韓国の音楽界で話題となっている“音源買い占め問題”について言及しているのではないか、という声も見られていたそう。

パッキョンが、自身のSNSにて数名の歌手の名を挙げ「音源買い占めをしている」と暴露し一気に話題となった音源買い占め問題。

名前を挙げられた歌手が法的措置をとる立場を表明するなど、大きな騒動へと発展した問題ですが、ジンのスピーチは同じ音楽を作る者として、そんな買い占め問題に対する正直な思いを打ち明けているようだとも言われていたようです。

その問題が浮上してから時間が経過した今でも、音源買い占め問題は未だに浮上し続けている問題だと言えると思います。

真面目に音楽を作っているアーティストたちに対し非常に失礼極まりないズルや不正・・・全くなくなるということは無理かもしれませんが、不正が無くなることを願いたいですね。

まとめ

今回は以前から話題になっていた「音源買い占め」について、IUやBTSも怒りをあらわにしていたことや、あの名曲もズルだったという衝撃の真相などをまとめてご紹介しました。

みなさんはどう思いましたか?コメント残してくれるとうれしいです。

この記事を書いた結果!

・韓国では音源買い占めが問題視!

・きっかけとなったのはBlock Bパッキョンの発言!

・実名で提起するなど大きな問題に発展!

・BTSやIUも音源買い占めに言及している!

という結果になりました。

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